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良い関係を築くために

    里村佳子姉著『尊厳ある介護』拝読、DVD(前半)視聴しました。


    昨年の年会の折、姉妹による認知症研修の講演が予定されていたのですが、コロナのため実施できず「認知症の人と良い関係を築く研修」を各教会で開催して下さい、とのおすすめで教団厚生委員会からそれぞれの教会へ届けられました。


    里村姉は社会福祉法人呉ハレルヤ会理事長、広島国際大学臨床教授、広島県認知症介護指導者という立場でいらっしゃいます。


    長年の経験から認知症の正しい理解、ケアの方法や家族・介護者への様々なアドバイスが具体的に書かれていました。


    姉妹が福祉介護に携わるようになった経緯が終わりの第7章にありましたが、元々は簿記とビジネスマナーの講師をされていたそうです。福祉については全くの素人だったというので驚きです。


    大ケガを通して介護される側の気持ちを知り、アクシデントがあっても20年間で多くの認知症の人と接して人生を学んだとあります。


    症状やケアの方法は違っても教えられたことを分かち合い、認知症の方や介護しておられる方への支援について皆で一緒に考えられたら素晴らしいな、と思いました。


    集まれるようになったら是非共に学びましょう。


    里村姉妹が勤務する施設の壁に、イエス・キリストが12弟子の足を洗う様子が描かれた絵が掛けてあるそうです。


    「主であり、師であるこのわたしが、あなたがたの足を洗ったのであれば、あなたがたもまた、互いに足を洗い合わなければなりません。

        わたしがあなたがたにしたとおりに、あなたがたもするようにと、あなたがたに模範を示したのです。」

        ヨハネの福音書13章14~15節



        スタッフ    まみぞう

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コメント: 1
  • #1

    はらちゃん (木曜日, 04 3月 2021 21:28)

    私も今日読み終わりました。元ビジネスマナーの講師ということで、あんなに優しい話し方なのかと納得。
    私も義父がホームに入居しているのですが職員の方たちの接し方に本当に頭が下がります。感染が収まったらぜひみんなで学びたいですね。