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教会実務のセミナーに参加しました。

 

 5月22日(土)にOCC首都圏宣教推進協力会主催の第8回セミナー

 

牧師と教会員のための「こんなときどうする?」~知って備える教会実務~

 

というセミナーに参加しました。

 

 

 無料だったのとZOOM開催だったっていうのも参加した動機だったのですが、なんと400名近くの参加があったと!

オンラインでなければ東京まで行ける人は限られるので、これほど多くの参加はなかったと思います。

 

 4時間半もあったセミナーをここでまとめるのは難しいので、一番心に残った部分だけを皆さんと共有したいと思います。

 

 結論を先に書いてしまうと、

 

 「教会の営み」と、「この世のルール」 を守ることのバランスをとる。そのために、牧師と信徒がお互いの立場や能力を理解し合って教会を運営していく。

 

 

 インマヌエル教会の場合は牧師がゼロからその場所に教会を開拓し、牧会も実務もすべて担当して信徒が増えてきたらその仕事を手伝う。という形が多いです。

 

 そうなると、牧師は法律よりも聖書を優先したり、基本的なことができていなかったり、一般の企業に勤める信徒から見ると「それって法律違反では?」と思うこともあり、軋轢を生むこともあります。

 

 例えば、教会の会計と自分の生活費が混同されていたり、建物の管理ができていなくて安全に問題があったり、食事を出したりしているのに衛生管理ができていなかったり、税金の免除と払わなければならない部分があいまいになったり・・・

 

こういうことは講師の先生が「悪意なきずさん」と表現されていて、確かに・・・と私も苦笑せざるを得ませんでした。

 

それでは信徒の立場でそれを法律通りにガチガチにして守っていこうとすると、宣教の妨げになることもある。

 

 それぞれの立場でお互いを理解することが大切だと。

 

牧師・・・福音を心の中で押し込めない。この世のルールをわからない、不得意だと言って逃げない。この世に立ち、苦しみに生きる。

 

信徒・・・聖書をよく読み、説教をよく聞き、自分の経験や知識に教会的思考を加えて牧師を支え、教会を運営していく。

 

 具体的な例を一つだけ挙げると

 

お金がないーーーー祈りましょう(宗教的) あらゆる手配をして努力する・知恵を尽くす(この世のこと)

 

 その両方が必要だと。確かに・・・祈っているだけじゃお金は降ってきません(笑)

 

 

 これを読んでいるみなさんも多少心当たりがあるのではないかと思いますし、だからこのセミナーにたくさんの教派を超えた牧師や信徒の参加があったのだろうと思います。

 

 ただ、教会員の減少や高齢化によって、すべての仕事を牧師が担っていたり、反対に無牧師になって教会員だけで教会を守っているところもあるので、このように「こんなときどうする?」という悩みがあるというだけでも恵まれているのだとも思います。

 

 私も教会の役員は正直あまりやりたくなかったです。一度引き受けるとやるのが当たり前になってちゃんとやらなければ責められるし、きちんとやろうとすると疲れるし。

 

 でもだんだんと自分がクリスチャンとして成長できているのを実感できますし、教会員の皆さんが自分ができることをして下さったり、祈って下さったり、クリスチャンでない家族も協力してくれたり、こうやってセミナーに参加して知恵を与えられたり。

 

 あとは、具体的にどうすればいいのか?ということを一つの教会内だけで頑張るのではなく、教団や教派を超えて参考になるものがあるとよいと思いました。

                                   はらちゃん

 

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    まみぞう (木曜日, 27 5月 2021 10:41)

    はらちゃん長時間のセミナーお疲れ様でした。さっそく共有して下さり感謝致します。
    たしかに!バランス大事ですよね。困ったときに1人で神様に祈るのもよいことですが、お互いに祈り合う。そんな風に「どうしよう?」というとき教会同士でも分かち合う…意識が変わりました。
    ありがとうございました。