以前教会実務のセミナーにオンライン参加したことがあるのですが、
その時の報告はこちら
また同じ講師の先生で新しいセミナーがありました。
「知って備える教会実務」無牧教会の教会運営
無牧教会とは、まさにうちの教会にとって「今、そこにある危機」ということでさっそくオンライン参加しました。
まず、日本のプロテスタント教会7900の内、無牧は300、兼牧は1000か所近くあると聞きとても驚きました。
我が浦和教会でも、常任牧師はおらず、大宮教会の先生が兼任牧師となって下さり、85歳の引退した先生が協力牧師として老体に鞭打ってくださっている状態です。
このセミナーを主催しているOCC無牧ミニストリーズは、こうした教会を助け、教会と牧師を結ぶ橋渡しをしているそうです。
私も運営委員になって、他の教会はどうしているんだろう?と色々調べたり、牧師先生にいろいろ伺ったりしてきましたが、
牧師先生に来ていただきたくても、プロテスタントといっても様々な教派があり聖書の解釈も違う場合もあるので、会社の求人みたいに募集して、採用して・・・というのも簡単ではないようですが、
実際にそのようにして教会員が牧師を招いている教会もあるということを知り、正直驚きました。
インマヌエル綜合伝道団の場合は、「任命制」であるので、自分たちで牧師を募集して、謝儀をお支払いして…というやり方はできず、本部から任命されるのを待っている状態ですが、
他にも無牧の教会があり、浦和教会はなんとか担ってくれる人がいるので後回しになっているのかな~と思います。
それに、今の状態では謝儀(給料)も十分にお支払いすることができず、牧師館も整えられていない。という問題もあります。
セミナーに参加して、参考になった部分はやはり
「牧師でなければできないこと」と「教会員でもできること」を再認識して、協力してやっていくことだと思います。
これから牧師一人で数か所の教会を担当したり、説教は本部からオンラインでその他のことは教会員で。という形になっていくことは避けられない状態になるでしょう。
教会員一人一人が奉仕と献金と祈りで教会を支えていくことが大切だと思います。
ただ、それは強制であってはならないし、もし無理して奉仕したり、献金を強要したり、献身(牧師になること)を強要してはいけないと思います。
新しい常任牧師が与えられますように。といつも祈りながら、でも私達には迎える準備ができていない。とも
感じられます。
戦後開拓してたくさんできた教会にも、時代の移り変わりとともに縮小していく運命なのかもしれませんし、
最低賃金(またはそれ以下)で身も心もすべて教会に捧げる牧師先生を増やすことは私は時代にそぐわないと思います。
私達の教会もたくさんの傷みを経てなんとか教会を維持している状態ですが、常任牧師がいるからといって恵みが多いわけでもないし、今残っている教会員のみなさんはそれぞれができることをして下さって祈りによって支えられているという恵みを私は感じています。
私は祈りによってきっと良い方法が見つかるのではないか?という希望も持っています。
はらちゃん
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